韓国検察、暴行の罪でキム・ギドク監督を略式起訴

韓国検察、暴行の罪でキム・ギドク監督を略式起訴

 キム・ギドク監督が映画撮影中、女優に暴力を振るったとされる疑惑をめぐり、韓国検察は罰金刑を請求して監督を略式起訴した。

 ソウル中央地検刑事6部は7日午後、映画の撮影現場で被害者の女優の頬を2回たたいた暴行の罪でキム・ギドク監督を略式起訴し、罰金500万ウォン(約51万円)を請求した。

 一方、被害者の女優が併せて告訴した強要、強制わいせつ致傷、名誉棄損の容疑については、証拠不十分で「嫌疑なし」と判断し、不起訴処分とした。また侮辱については告訴期間を過ぎていて公訴権がなく、不起訴決定を行った。

 キム・ギドク監督は、2013年公開の映画『メビウス』の撮影現場でこの女優の頬をたたくなど暴行したとして、告訴されていた。キム監督は検察の取り調べで、たたいたことは認めたが故意ではないという立場を表明していた。被害者の女優は、キム監督が台本にない場面について撮影などを強要したため、出演を放棄したと主張していた。

イ・ギョンホ記者
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