「韓流ブーム再燃」なるか 日本人のハートさらったTWICE

「韓流ブーム再燃」なるか 日本人のハートさらったTWICE

■「現地化」戦略の成功


 TWICEの成功は「現地化」と日本の若い層のソーシャル・メディア利用拡大があったから可能だった。メンバー9人のうち3人(ミナ・サナ・モモ)が日本出身という点が、閉ざされた門戸を開くきっかけとなった。5年間にわたり韓国人歌手に門戸を閉ざしていたフジテレビなど、日本のキー局がTWICEの出演を許可した。複数の日本の番組でTWICEの日本人メンバーを中心に練習生時代を取り上げ、「10代半ばで外国に渡って苦労の末、成功した少女たち」と放送した。

 CD売り上げとコンサートが中心の日本の音楽市場にソーシャル・メディアが一役買っているのも、TWICEの成功を助けた。日本は1980年代からアイドル産業が形成され、今でも「AKB48」などの大型女性アイドルグループが人気だ。K-POPもこうした日本市場を手本に成長してきたため、日本の音楽ファンにとって韓国のアイドル歌手は親近感がある。ユーチューブを見る日本の10-20代が増えるにつれ、映像に特化したK-POP消費も増え始めた。 2016年初め、TWICEの台湾人メンバー、ツウィがテレビで台湾の旗を振ったことが中国で反発を買ったが、それが日本でも話題になり、日本のユーチューブやソーシャル・メディアでTWICEのことが広く知られるようになった。

 ユーチューブでは、日本正式デビュー前の今年初めから、TWICE関連動画再生回数が一日平均100万回近くに達し、デビュー後は2倍に増えた。日本のアイドル歌手より難易度の高い振り付けをこなしながら安定したライブ・パフォーマンスを見せていることも、日本の音楽ファンたちに大きな印象を残した。ハナ金融投資のイ・ギフン研究員は「来年からは日本の大型コンサート会場でのツアー、早ければ2019年にも日本公演の頂点であるドーム・ツアーが可能なほど成長するだろう」と語った。

権承俊(クォン・スンジュン)記者
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