徴兵:韓国の芸能人、10人中7人は入隊先送り

兵務庁、特別管理へ

 芸能人10人のうち7人が兵役による入隊を先送りしている事実が明らかになったことから、兵務庁は芸能人を「兵役別途管理職業群」に分類し、特別管理に入ったことが20日、分かった。これまでは1級以上の公職者とその子どもだけが兵務庁の管理対象だった。

 国会国防委員会所属の金学容(キム・ハクヨン)議員=自由韓国党=が兵務庁から提出を受けた「兵籍別途管理者現況資料」によると、今年から別途管理職群に含まれた芸能人794人のうち587人(73.9%)が入隊を先送りしていることが分かった。芸能人と共に今回、別途管理対象者に含まれたスポーツ選手の場合、入隊対象者2万4716人のうち1万692人(43.3%)が、年間総合所得が5億ウォン(約5000万円)以上の高所得者は44%(1369人)が入隊を先送りしていた。以前から兵務庁の管理対象だった公職者のうち47.5%(1905人)が子どもの入隊を延期している。

 金学容議員側は「特に有名アイドルグループの中でもSグループはメンバー5人全員が入隊待機者で、Bグループもメンバー5人のうち4人が入隊を延期していたことが分かった。以前から芸能人やスポーツ選手などの兵役に対して国民の不信感や疑惑が募っていた。新たに管理対象となった人々が責任を持って兵役を履行するよう期待する」と述べた。

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者
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