インタビュー:舞台で夫婦げんかを演じるソン・イルグク「気分いい!」

インタビュー:舞台で夫婦げんかを演じるソン・イルグク「気分いい!」

 俳優ソン・イルグク(45)が、演劇の舞台で夫婦げんかを演じることで代理満足(自分ではかなえられない欲求を他者の行為により満たすこと)を感じる、と語った。ソン・イルグクは、実際には一度も夫婦げんかをしたことがないという。

 ソン・イルグクは6月29日、スターニュースのインタビューに応じた。ソン・イルグクは現在、ソウルの総合芸術施設「芸術の殿堂」で上演されている演劇「大虐殺の神」(演出:キム・テフン)=邦題は「大人は、かく戦えり」=にて観客の前に登場している。

 劇中でソン・イルグクは「ミッシェル」という役を務め、自然でとぼけた感じの、ギャップある演技を披露している。恐妻家の平和主義者として登場するソン・イルグクだが、劇の後半では妻のヴェロニク(イ・ジハ)とつかみ合いまで繰り広げ、舞台上でエネルギーを発散した。

 今回の演劇は、ソン・イルグクにとってもチャレンジだ。観客の目を見ながら演じる小劇場での演劇は、彼にとっても初めて。ソン・イルグクは「もともと、公演前は小劇場恐怖症のようなものがあった。怖かった。この作品をやる中で一番大きな目標にしたのが、恐怖を克服しようというものだった。いざやってみると、あまりに楽しくて幸せ」と、出演の思いを語った。

 続いてソン・イルグクは「実際のところ、これまで暮らしてきた中で一度も夫婦げんかをしたことがない。もちろん、声を張り上げて争ったこともない。お互い敬語を使っている。怒るとますます言葉が丁寧になる」と語った。

 ソン・イルグクは「95%は私が間違っていて争いごとが起こるのだけど、妻に『ちょっと話をしましょう』みたいに話を振る。そうすると、争いごとが全くない」と語った。

 さらにソン・イルグクは「それで一度もけんかをせずに暮らしてきたけれど、この舞台では声を張り上げて夫婦げんかをするので、気分がすっきりする。やりたかったけれど、それができず、家ではしなかったことやるので爽快」とジョークを飛ばした。

 またソン・イルグクは「私が分別なく思いのまま生きていたら、もしかすると、ミッシェルのような認識を持って生きていたかもしれない。分別を持ち認識も改め、そういう面で考えがかなり変わった。私の人生の目標は、妻にとって恥ずかしくない夫、子どもにとっていい父親、自分のことに忠実な人間だ」とも語った。

キム・ミファ記者
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