17年新春、テレビドラマのヒロインも交代へ

17年新春、テレビドラマのヒロインも交代へ

 お茶の間のヒロイン、美女スターのバトンタッチが相次ぐ見込みだ。『青い海の伝説』のチョン・ジヒョンが姿を消し、その空席を『師任堂 色の日記』のイ・ヨンエ、『完璧な妻』のコ・ソヨンが埋める。

 『青い海の伝説』は1月25日の第20話の放送がラストになる予定。同番組は、絶滅に瀕した地球上最後の人魚が、都市の天才詐欺師と出会い、陸での生活に適応していく中で展開する物語を描いたファンタジーロマンスドラマ。

 人魚に変身したチョン・ジヒョンの活躍のおかげで、同時間帯の視聴率トップ(最高視聴率18.9%)を記録し、大いに人気を集めた。人魚「シム・チョン」(チョン・ジヒョン)と詐欺師「ホ・ジュンジェ」(イ・ミンホ)のロマンスが急展開をみせ、視聴者の好評を博している。

 この『青い海の伝説』も放送終盤に差し掛かっており、今月26日からは、後番組として『師任堂 色の日記』が放送される予定だ。

 『師任堂 色の日記』は、韓国美術史を専攻する非常勤講師ソ・ジユンが、イタリアで偶然見つけた師任堂の日記にまつわる秘密を、過去と現在を行き来しつつ解き明かしていくフュージョン歴史ドラマ。

 ソ・ジユンと師任堂の1人2役をこなすイ・ヨンエは、2004年の月火ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC)以来13年ぶりに、歴史ドラマでお茶の間に戻って来ることになった。

 普段から優雅なイメージを帯びてきたイ・ヨンエが、師任堂というキャラクターと出会い、どのような姿を見せてくれるのか、関心が集まっている。師任堂を慕うイ・ギョム役のソン・スンホンとの関係も気になる部分だ。

 イ・ヨンエと並び、90年代に一世を風靡した美女スター、コ・ソヨンも同じころテレビドラマに戻って来る。

 SBSが07年に手掛けた週末ドラマ『ブルーフィッシュ』以降、演技活動を中断していたコ・ソヨンは、およそ10年ぶりの復帰作としてKBS第2テレビの月火ドラマ『完璧な妻』を選んだ。

 今年2月から放送予定の『完璧な妻』は、強情なおばさんとして世間の荒波にもまれて生きてきたシム・ジェボクの人生を描いた番組。コ・ソヨン演じるシム・ジェボクは、予期せぬ事件に振り回されつつ、人生の新たな希望と生気はつらつとした愛を見出すことになる主婦というキャラクターだ。ほかにチョ・ヨジョン、ユン・サンヒョン、ソンジュンなどが共演する。

 制作陣は「おばさんとひとくくりにされる誰かの妻、あるいは母だけでなく、自分が本当に望んでいたことを忘れて生きてきた人々なら誰でも共感できるドラマ。最悪だと思う瞬間、新たな人生を夢見るジェボクのアドベンチャーを通して、痛快な笑いとエネルギーを得られるだろう」とコメントした。

ユン・ソンヨル記者
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