『阿修羅』チョン・ウソン「自分のイメージを壊そうという気はなかった」

『阿修羅』チョン・ウソン「自分のイメージを壊そうという気はなかった」

 映画『阿修羅』公開直前の9月26日午前、俳優チョン・ウソンがソウル市三清洞のカフェでインタビューに応じ、同作での変身について語った。

 映画『阿修羅』で主人公のハン・ドギョンを演じるチョン・ウソンは「外形的でも経歴でも、他人の目に映るチョン・ウソンのイメージを壊し続けなければならないとは思わなかった。ハン・ドギョンに一番ぴったりな表情や言葉遣いをもてるように努力した。意図的に悪に染まったわけではないのだから、もっとハン・ギョドンらしくできるのではないか、と思っていた」と説明した。

 チョン・ウソンは、シナリオを見た段階ではあまりよく理解できなかったハン・ドギョンについて、撮影に入ってからはまさにのめりこみ、「自分がドギョンの中に入り込まなければならないというストレスと、ドギョンが抱えていたストレスとが、ぴったり合わさった」と語った。

『阿修羅』チョン・ウソン「自分のイメージを壊そうという気はなかった」

 また「普通、『カット』と言うと自分の顔に戻るものだが、入り込み続けていたようだ。ほかの人が私の顔色をうかがいながら通り過ぎていったほど」と、撮影当時を振り返った。

 さらにチョン・ウソンは「少し前にVIP試写会が終わって、監督が『10分間は慌てた』と言っていた。チョン・ウソンじゃない俳優が来た、チョン・ウソンなんだがチョン・ウソンじゃないので慌てたと言っていた。効果的な没入を引き起こしていたらしい」と付け加えた。

 映画『阿修羅』でチョン・ウソンは、具合の良くない妻の面倒を見ながら悪に染まっていく不正刑事ハン・ドギョン役を熱演した。公開は9月28日から。

『阿修羅』チョン・ウソン「自分のイメージを壊そうという気はなかった」

キム・ヒョンロク記者
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