韓国大手芸能事務所 EXOを離れたクリスを提訴

【ソウル聯合ニュース】韓国大手芸能事務所のSMエンタテインメントが31日までに、自社に所属する男性グループEXO(エクソ)の中国出身メンバー、クリスがグループを離れて中国で違法に活動しているとして、クリス本人とクリスを出演させた映画製作会社、モデルに起用した広告主などを相手取り、契約違反に伴う損害賠償請求訴訟を北京の裁判所に起こした。

 SMによると、クリスは昨年5月に一方的にSMを提訴して無断でグループを脱退し、EXOとしての活動で得た知名度を利用して映画や広告、イベントなどに出演した。

 SMは「こうした活動がSMとEXOメンバーの合法的な権益を侵害し、さらにはSMと国内外の提携会社間の契約関係に深刻な問題を引き起こして膨大な経済的損失を負わせた」と主張している。

 また、SMとクリスの間の専属契約は裁判所の判決が確定するまで有効だとし、契約期間内の無断でのビジネス・芸能活動は明らかな契約違反だと訴えた。

 これに先立ち、SMは2月、同じくEXOを離れた中国出身メンバーのルハンを映画に出演させた香港の映画製作会社、モデルに起用した広告主を相手取り、それぞれ香港と上海の裁判所に損害賠償請求訴訟を起こした。

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