ユ・アイン主演映画『カンチョル』がクランクアップ

　映画『カンチョル』（アン・グォンテ監督）が今月19日、釜山で3カ月にわたる撮影を終えた。

　同作は釜山を舞台に、定職にも就かず、かろうじて生活しているカンチョル（ユ・アイン）が闘病中の母親（キム・ヘスク）の医療費を工面するため、暴力団組織と関わりながら繰り広げられる物語を描く。

　最後の撮影は、カンチョルが母親の医療費を借り入れようと銀行を訪れたが断られてしまい、銀行の前でがっくりと肩を落とすというシーンだった。作品への情熱や愛情が大きかったユ・アインはこの日、深い感情を表現し、最後の撮影をカッコよく締めくくった。

　同作は、ユ・アインのほかにチョン・ユミ、キム・ジョンテらが出演。編集作業を経て、今年下半期に公開される予定だ。