インタビュー:ZE:Aシワン「ヨセフ役『悪くなかったね』と言われたい」

インタビュー:ZE:Aシワン「ヨセフ役『悪くなかったね』と言われたい」

K-POPアイドルグループZE:Aのメンバー、シワン。2012年には、メガヒットドラマ『太陽を抱く月』に始まり、『赤道の男』『スタンバイ』と3作品に出演し、昨今注目を浴びている「演技ドル」(演技のできるアイドル)の代表的な存在として注目されている。

そして2013年には、ミュージカルにも初挑戦する。まだまだ芽吹き始めたばかりだが、その成長から目が離せないフレッシュなシワンにインタビューした。

―2月から、『ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカルカラー・ドリーム・コート』でミュージカル初挑戦されますね。準備は順調ですか。

「今、ものすごくあわただし時期です。とにかく初めてなので、先輩方についていって習っているという感じです。本当に先輩方がすごくよく面倒を見てくださって、おかげでいい準備ができていると思います」

―シワンさんは、どんなヨセフをやろうと思っていますか。

「ほかの素晴らしい先輩方のヨセフを見ていると、正直なところ、自分が表現できるのは、若さしかないと思うんです。天真爛漫なヨセフを演じて、自分らしさを見せたいと思っています」

―音楽とドラマの経験を経て、今回はミュージカルということで、どんな難しさがありますか。

「ミュージカルは、歌もダンスも演技も、NGなくやらなければならない、ということですね。やり直しができない生放送のようなもので、完ぺきが要求されます。でも、歌・ダンス・演技の3つを完ぺきをやるのは本当に難しいです。ミュージカルをやっている先輩たちを見ていて、あらためて本当に尊敬しています(笑)」

―最近は、メンバーのヒョンシクさんが日本でミュージカル『光化門恋歌』やドラマ『シリウス』、ドンジュンさんは『Catch Me If You Can』に出演するなど演技でも活動されていますが、お互いに演技について相談したり、手伝ったりすることはありますか。

「それぞれ、わからないことがあったら聞きに行ったり、聞かれたりとよくやっています。台本を覚える方法などもそれぞれが違いますが、感覚をつかもうと台本読みをしたいときには、読み合わせの相手をすることもありますね」

―昨年は『太陽を抱く月』『赤道の男』などで俳優としても非常に人気を呼びましたが、俳優イム・シワンをどのように自己評価していますか。

「まったく話にならないです…(笑)。演技については、基礎の基礎しか知らないので、監督さんらが何とか、見られるようにしてくださったというレベルです。あえて言うなら、これから(俳優を)やっていけるかな、という自信を持てるようになったと思っています」

―今後、ドラマでやってみたい役や共演したい人はいますか。

「これまですべて賢い役どころだったので、今度はぬけたような、頼りなさそうなキャラクターをやってみたいです。そして、明るい役がやりたいです! 共演したい人は、まだまだそんな立場ではないので(笑)」

東京= 野崎友子通信員
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