インタビュー:ハン・ヒョジュ、映画で活躍した1年を振り返る

インタビュー:ハン・ヒョジュ、映画で活躍した1年を振り返る

 今まで知っていたハン・ヒョジュ(25)は忘れてもいい。映画『絆創膏(ばんそうこう)』(12月19日公開)では、「清純派美人」ハン・ヒョジュを再び見ることになる。恋愛映画でヒロイン。決まりきっていると思いきや、楽しく笑わせてくれる女性が『絆創膏』に登場する「ミス」だ。

 職業は医師。「消防士の端くれ」に積極的に近づく「高貴な医師」。「キレイでしょ、セクシーでしょ、条件もいいでしょ」と高慢極まりない。気立てはどこへやら。「あ、チクショー」「見るなって言ってるだろ、この野郎」。口さえ開けば、悪態をつく。それでも、憎めない。「まっすぐで優しい、そしてかわいい」ハン・ヒョジュが演じたからだろうか。

 「つかえていた胸の内がすっきりしました」。爽やかに笑いながらそう言うハン・ヒョジュ。たった今ふ化したヒナが鳴くように、しきりに話した。

 「キャラクターに引かれました。すごく自分を押さえて、我慢する性格だったんです。作品でも実際にも。自分自身を置き換えて満足することへの快感が大きかったです。それに実際の性格も明るくなったし。タフになった姿に、周りが『ヒョジュ、どうしたの?』と驚いていて。そういう反応さえも面白かったのが『絆創膏』です」

 中殿役を演じた前作『王になった男』と『絆創膏』の撮影が重なったときには、多重人格者の極みを見せた。ハン・ヒョジュは「1度、『絆創膏』のチョ監督が『王になった男』の撮影現場にあいさつをしに立ち寄ったことがありましたが、その時わたしを見て、面くらっていたのを鮮明に覚えています。少し前まで、騒がしく大声を出しながら、おてんば娘のように走り回っていたのに、おとなしく座って“いらっしゃったんですか”とあいさつをしたので、そのギャップに驚いていました」とエピソードを語った。

 『絆創膏』は、映画『エジャ』で繊細な演出力を見せたチョン・ギフン監督の新作。主人公カンイル役はコ・スが演じた。ハン・ヒョジュは「『俺は心配していない。せりふだけ覚えて来い』と信じてくれたチョン・ギフン監督と、いつも意外な演技で感動させてくれるパートナー、コ・ス先輩のおかげで、難しい役を無事に演じ切ることができました」と話し、イメージチェンジに成功したのは周りのおかげであることを強調した。ハン・ヒョジュにとって『絆創膏』は、結果に関係なく、プロセスだけでも十分に満足できる映画となった。

 シチュエーションコメディーでデビューし、音楽番組『人気歌謡』の司会などを経て、お茶の間の人気者となったハン・ヒョジュはいつの間にか、映画も似合う女優になった。帯ドラマに週末ドラマ、時代劇に現代劇、インディペンデント映画に商業映画、まんべんなく出演してきた結果だ。映画に集中した今年1年だけで、3作品に出演(ハン・ヒョジュは現在、ソル・ギョング、チョン・ウソンらと映画『監視』を撮影中)。時代劇、恋愛映画、アクション物とジャンルもそれぞれ違う。『王になった男』では、「1000万人動員女優」という名誉も手にした。これについてハン・ヒョジュは「恥ずかしい。本当にわたしがしたことは特にないのに」と話した。

 「『清純な女神』『1000万人女優』。本当にありがたい言葉ですが、気分がいいばかりではないです。他人の服を着ているみたいに、ぎこちないというか。それよりは今年1年、自分がしたかった演技を、休むことなくできたことに大きな意義があったと思います。来年も今のように、こつこつと演技ができることを願っています」

今後も攻めの姿勢だ。世の中に向け、しっかり呪文をかけているようだった。映画の中で、ミスがカンイルにそうしたように。「わたしと恋愛しませんか?」

チェ・ウニョン記者
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