既存の韓流アーティストには存在しない日韓のクリエイティブにより日本で生まれた全く新しいアーティスト、ROMEO(ロメオ)が18日、TOKYO DOME CITY HALLにてライブ「ROMEO Midnight Theatre」を開催した。
日韓で人気を誇ったSS501のメンバーで、現在はソロ活動をしているパク・ジョンミン。その彼とそっくりだが、謎の歌手として登場したROMEOは、今年9月、全世界に先駆け日本先行デビューを飾った。
ファーストシングル「Give Me Your Heart」、セカンドシングル「Tonight’s the Night」に続き、12月19日にファーストアルバム「Midnight Theatre」をリリース。それに先駆け行われたこの日のライブは、オープニング映像に続きアルバム収録曲「Give Me Your Heart」「Sin」に始まり、ROMEOの世界を表現した歌と映像が織り成すシアトリカルなステージを披露した。
明るくフレンドリーな性格で、堪能な日本語で軽妙なトークを繰り広げファンを楽しませるパク・ジョンミンと対照的に、REMEOはクールな姿で、歌う以外は口を開かないというコンセプト。途中、ステージを降りて歌ったり、ステージ端に座るなどしてファンと触れ合う場面もあったが、基本的にはライブパフォーマンスと映像のみで淡々とつづられ、MCも全くない特異なもの。
そのため、物足りなさがある一方、アーティストとしてのROMEO、ショーとしてのコンセプトステージに集中できるライブだった。
一方、今年11月14日にカムバックを果たしたパク・ジョンミンは、19日に「X'masファンミーティング2012 “Beautiful”」を開催。「Beautiful」のコンセプトに合わせた4つの時代をパク・ジョンミンが巡るというミュージカル仕立てのファンミーティングを行う。