7月のソウル公演を皮切りに横浜、上海、台湾、大阪、名古屋、福岡、シンセン公演と続いたチャン・グンソクの「2012 JANG KEUNSUK THE CRISHOWⅡ」(主催:株式会社フラウ・インターナショナル)ツアーが、26日、27日、29日のさいたまスーパーアリーナ公演でついにファイナルを迎える。
今回の「THE CRISHOWⅡ」ではのべ約16万人を動員。5月にオリコンランキングで初登場1位を獲得した1st アルバム「Just Crazy」の楽曲を中心に、歌手として、エンターテイナーとしての新たなる魅力を披露した。
27日の公演でチャン・グンソクは「1カ月半ぶりに日本に来て、ファイナルステージできてうれしかった。ウナギたちから愛をもらって、追加公演になりました。今週で今年の『THE CRISHOW』のステージは全部終わる…残念ですね。皆さんのためにすごく準備してすぐ終わって、やだー!」とツアーを振り返り、ファンに心情を彼らしい日本語の言葉で語った。
頻繁に衣装も替え、そのたびに雰囲気もチェンジ。VTRや舞台演出と合わせた俳優らしい演技力ものぞかせるパフォーマンスも見せ、またメインステージから花道、センターステージと広い会場を埋めたファンにサービス。
トークはもちろん、すべて得意の日本語。最近CMキャラクターになった韓国旅行用のカードをポケットから取り出して「初めてのキャスティングをもらったとき、びっくりした。モデルになっても大丈夫かなと。カードとか銀行のモデルになるには、信じられるイメージが必要だから。みんなは俺を信じられる?」とファンに語りかける場面も。
「自分の車でも自分の音楽しか聞かない。雑誌も俺の(掲載されているもの)だけ。財布にもこれだけ」と言ってくくっと笑い、「韓国旅行が楽しみになると思うので、ぜひ使ってみてください」とPR。さらに別のポケットからカードを出しては「Bのタイプもあります。そしてCのタイプもあります」との演出も忘れず、グンちゃんスマイルを見せた。
また、「おじいちゃんになってもバレンタインにチョコをあげたり、そういう関係になりたい。おじいちゃんでも、コンサートをやれれば。永遠に一緒に行きましょう!」とファンに語ると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
イベントが終盤になると、「舞台の上にいると時間が早い。終わって時間をチェックすると、びっくりする。今週で最後と思うと悲しい。去年、『THE CRISHOW』というブランドを作って、舞台の上で何ができるかずっと考えて、ミュージカルみたいな金髪のプリンスになって…」と振り返り、「来年も『THE CRISHOW』できるかできないか、わからないですけど…来年のコンセプトとか会議している。ずっと考えているが、やっぱり難しいので時間がかかるかも。でも来年来るから楽しみにしていてください!」と早くも次を予告。
「今年、ありがとうございました。デビュー20周年で皆さんからお祝いされて、エネルギーももらって、ウナギパワーになりました!」とファンに感謝の気持ちを伝えた。
最後には、スペシャルゲストとしてBIGBROTHERを紹介すると、BIGBROTHERとのダンスミュージックユニット「TEAM H」の新曲を披露。「TEAM Hの新しいアルバムに入っている曲。レコーディングは90%ぐらいできている。来年には、TEAM Hツアーもあるんじゃないですか?」と「Lounge H」ツアーも予告し、ファンの期待を誘った。
「舞台の上ではいつも緊張していた。今日(27日)まで日本では10回の公演だったけど、毎回気持ちも、客席の雰囲気も違うし、どうすればみんなが満足いくか頭の中がぐるぐるしていて…2012年最後の舞台でいい記憶をみんなと作るために頑張っています。本当にここに来てくれてありがとうございます。来年も、もっといい舞台を作って帰って来るから待っててください!」と感激の面持ちで語ると、会場はこの日最高の拍手と歓声で沸いた。
2013年も、「アーティスト」チャン・グンソクの進化は続きそうだが、「俳優」チャン・グンソクの復帰も大いに期待したい。