映画制作会社ミョン・フィルムは映画『建築学概論』の違法ファイル流出に関連し、民事訴訟を起こした。
ミョン・フィルムは17日、『建築学概論』の違法ファイルを最初に流出させた人物(36)ら12人を起訴したのに続き、これら12人が勤務していた文化福祉事業会社P社を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしたことを明らかにした。
ソウル中央地検のハイテク犯罪捜査第2部は9月25日にこれら被告人を著作権法違反の疑いで在宅起訴している。
ミョン・フィルムは「警察と検察が捜査した結果、被告人らは経済的な利益を目的として同映画の違法ファイルを流出させたのではないと判断されたが、投資家や制作者の権益を守ると同時に、今回の違法ファイル流出事件をきっかけに著作権保護について全国民の警戒心を高めるため、やむを得ず民事でも法的措置を取ることにした」とコメントしている。
『建築学概論』は通算観客動員数400万人を目前にしていた今年5月8日、ファイル共有サイトを通じ違法ファイルが流出、これが急速に広まり、数十万人が違法にダウンロードしたことが判明している。投資配給会社のロッテ・エンターテインメントは、違法ファイルのダウンロードにより、国内外で推定約75億ウォン(約5億3600万円)相当の被害が発生したと主張している。