ガールズグループT-ARAのファヨンが脱退した件をめぐり、これに反発するグループがインターネットを通じ多数結成されているが、4日午後にこうしたグループが行う予定だった「T-ARAデモ」は急きょ取りやめられた。
2日にソウル・江南警察署に集会届を提出した今回のデモの主催団体「社会正義連合」は3日午後、警察に集会を取り消す意向を示した。同連合は集会延期の理由を「準備不足」としている。
同連合はアンチT-ARAサイト「ティジンヨ(T-ARAに真実を要求します、という意味の韓国語の略)」のホームページに「集会準備ができておらず開催できないため、江南警察署に集会を取りやめることを通知した」と書き込んでいる。
だが「主催側の準備不足とネットユーザーの参加数が大きな原因だ。参加が不十分だったことによる暫定的な取りやめで、『ティジンヨ』会員の行動意志によりいつでも集会の申請は可能」としている。
「ティジンヨ」はファヨンの脱退を受け、ポータルサイト「ネイバー」に開設された会員制掲示板で、現在34万以上が加入している。
一方、T-ARAの所属事務所コア・コンテンツ・メディアは、ファヨンの脱退について公式・非公式に率直に明らかにしていくとしている。同事務所は「ティジンヨや社会正義連合など、いかなる団体に対しても対話の窓口は開けてある」と述べた。