■仕事よりも愛…「私の人生で最高の選択は結婚」
チェ・ドンフン監督は先日「チョン・ジヒョンを見ると、マリリン・モンローのようだと思うときがある」と語った。監督の意図とは違い、自分の演技を毎回するのに、本人ならではの魅力があるためよく混乱したそうだ。楽しさというエネルギーがあふれる女性、本能的に演技を楽しむ女優。チェ監督の目に映るチョン・ジヒョンの姿だ。
撮影序盤は演技が思い通りいかず焦ったというチョン・ジヒョンも同じようなことを話していた。香港・マカオロケを終えて韓国に戻ってきたとき「エニーコール」という役の空気が体に染みついているような様子だったが、そのとき「女優としてとてつもない喜びを感じました」と振り返る。「その『いい感じ』が、現在撮影中の映画『ベルリン』でも続いています」と話し、ほおを紅潮させた。
チョン・ジヒョンは「最近演技がますます面白いと感じるようになりました」と語った。だが、演技の優先順位は人や愛よりも高いわけではないという。突然結婚したように思われているが、本人にとっては自然な流れだったのだ。
「わたしは人が好きです。仕事で幸せを探すのは愚かなことです。結婚して、人を心から大切にするということがどういうことなのか分かりました。恋愛のときとはまた違うでしょう」
「生まれてからこれまでに一番よかった選択は?」という質問にも、チョン・ジヒョンは迷うことなく「結婚」と答えた。
「同い年だからけんかもよくしますが、結婚生活はいいですよ! 大人になったような気がして。結婚してからまだ日が浅いので、今も恋人同士のような気分です。恋人と一緒に暮らしているような感じというか。夫は自分の考えや主観がはっきりしています。だからいい加減なことは絶対言いません。そうしたところに引かれました。もし私がエニーコールになって何かを盗むとしたら、彼のそうした確固たる信念が欲しいですね」