インタビュー:キム・ヒョンジュン(SS501マンネ)「思い出のシーンは道端キス」

インタビュー:キム・ヒョンジュン(SS501マンネ)「思い出のシーンは道端キス」

 ドラマ『輝ける彼女』で、ドラマ初出演ながら主演、ベッドシーンまで演じてしまったSS501のマンネとして親しまれてきたキム・ヒョンジュン。同作に出演して、「俳優」への欲が大きくなった彼が、あらためてドラマについて語った。

 このドラマは、構成作家ジヒョン(ソ・イヒョン)、スターのカンミン、スターPDのヨンウ(パク・クァンヒョン)の三角関係を描いたロマンチックコメディー。キム・ヒョンジュンは、「見れば見るほどハマって行く魅力的なキャラクターがたくさん登場する。そして、見れば見るほど愛らしくてキュートなストーリーが織り込まれている。期待して下さい」と自信を見せた。

―『輝ける彼女』のオファーを受けた時の感想は。

 「昔から挑戦したいジャンルでした。『いつチャンスが来るのかな?』と首を長くして待っていたら、去年ついにスタッフから(ドラマに)キャスティングされた、との報告が来たんです。その時は、うれしすぎて何日も眠れませんでした。ドラマの台本を持っているだけでも幸せな気分になって……本当にハッピーでした」

―ドラマ初出演とは思えないナチュラルな演技でしたが、それまで演技の勉強はしていたんですか。

 「以前から少しずつ勉強してはいましたね。ソロ活動を始めた時に、2011年にドラマを一回撮りたい、というのが目標の1つだったんです。それで演技の先生のもとにも通ったし、仲のいい俳優の方々にいろいろな話を聞いて回ったりしました。現場ではこうした方がいい、とか…。『準備が出来ている者に機会は訪れる』です(笑)」

―役作りはどのように準備しましたか。

 「カンミンに似ているキャラクターが登場するドラマを探して研究しました。例えば『シークレット・ガーデン』のヒョンビンさんが演じた役とか…。『美男<イケメン>ですね』も参考になりました。グンソクさんが演じたファン・テギョンは、カンミンと重なる部分が多いんです。グンソクさんの演技はずいぶん勉強になりましたね」

―カンミンを演じるにあたってこだわった点は。

 「できるだけ生意気で、人の話に全く耳を貸さない『いけすかない』キャラに仕立て上げようと思いました。生意気な態度をとったり、人を突っぱねるのは、本当は心の傷を見せないためのカンミンなりの防御策だったりもするんですけど、オーバーなくらい腹立たしい姿を見せて、視聴者の方に反感を持ってもらおうと思いました。あとはできるだけしゃべらないようにしたり。僕はもともとおしゃべりな方なんですけど、男はやっぱり無口な方が神秘的でしょ(笑)。だから家では神秘的な姿の練習をしました」

―思い出に残っているシーンは。

 「ジヒョンとの道端でのキスシーンです。たくさんの人がいる中でキスをするというシーンなのですが、現実では不可能なことじゃないですか。芸能人だからじゃなくて一般の人でも。だからすごく印象に残っています。でも、撮影の日本当に寒かったんです。唇が寒さで乾いてしまって、上唇と下唇もくっつかない。寒さのせいでせりふもうまく言えないし、感覚がない状態でキスしたので、何も感じることができませんでした(笑)」

―それは、残念でしたね。

「本当に! もう一度撮りたいです(笑)。キスシーンはソ・イヒョンさんがリードをしてくれたんです。年上らしく、先輩らしく、僕をリードしてくれました。『ヒョンジュン、こっちに首を傾けて見て』『次はこっち、もっともっと…』って。勉強になります(笑)」

東京= 野崎友子通信員
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