チョン・グァンリョル、『ホジュン』イベントで初の公式訪日

チョン・グァンリョル、『ホジュン』イベントで初の公式訪日

 伝説の名医ホ・ジュンの波乱にみちた人生を描いたドラマ『ホジュン~宮廷医官への道~』。そのCOMPLETE DVD-BOX(発売元:コリア・エンターテインメント 販売元:松竹株式会社 映像商品部)の発売を記念してイ・ビョンフン監督、主演のチョン・グァンリョル、ファン・フジョン、イム・ヒョンシクが出席する「ホジュンファミリー来日特別ファンミーティング」が14日、東京・日比谷公会堂にて行われた。

 イベントの前に行われた記者会見で、今回公式初の訪日を果たしたホ・ジュン役チョン・グァンリョルは「『ホジュン~宮廷医官への道~』が日本で放送されていると聞いて驚いた。この作品の持つ真実性、真心が日本の皆さんに通じたのではと思う。今日は楽しい時間にしたい」と話した。

 10年以上前のドラマが韓国でも日本でも愛され続けている理由について、イ・ビョンフン監督は「ドラマが多くの人に愛されるには視聴者に感動を与えられるものでなくてはならない」と持論を述べた上で「人々が生きていく話は韓国でも中国でも、百年前でも千年前でも同じ。人々が生きていく中からドラマを作り、どれだけ感動を与えられるか。悲しいシーンで一緒に涙を流してもらえるか、うれしいシーンでは笑ってもらえるか、こうしたことをきちんとドラマの中に作り、雰囲気を盛り上げていったことが人気につながったのでは」と分析した。

 また「ホ・ジュンという人物はとても崇高なヒューマニスト。ホ・ジュンの人生が繰り広げられる中でドラマが展開しているが、どこの国でも、いつの時代でも人々に心に伝わる話なのではと思う。日本でも『JIN-仁-』というドラマを皆さんが楽しくご覧になったと聞いている。ホ・ジュンと似た部分あるのではと思う」とも。

 チョン・グァンリョルは「このドラマが愛される理由はやはりホ・ジュンのヒューマニストの部分や人間愛。そういった部分が感動を与えたのでは」と語った。

 今でも忘れられないエピソードについて聞かれイ・ビョンフン監督は「皆さんには言葉で言えない苦労をさせてしまった。自分は悪い人間だと思う。特にチョン・グァンリョルさんに関しては本当に人間とはいえないような大変な苦労をさせてしまったので、いつも申し訳ない気持ち」と出演者への感謝と謝罪の言葉を口にした。

 これに対してチョン・グァンリョルは「もうこの作品は二度と出来ないと思う。韓国各地の名所で撮影をしたので睡眠は二時間程度。さらに医学の勉強の経験もないのに医学用語を覚えて演技しなければならなかった」と苦労を明かし、「大変で苦労が多かったが、ホ・ジュンを愛してくれる視聴者の皆さんの情熱のおかげで頑張ろうという元気をもらった」と振り返った。

 さらに、撮影前に「『もしも与えてくれる能力があるなら、このドラマを通じてその能力をわたしに見せてください。私はこのドラマに臨んで死んでも構わない、力をください』と心を込めて神に祈った」と明かし、初の大役に並々ならぬ覚悟で臨んだことをうかがわせた。

 ファンミーティングでは、ドラマの思い出や、名場面を振り返ったり、クイズやなりきりアテレコなどでファンと触れ合い楽しいひと時を過ごした。男性ファンの姿も多く、ドラマの幅広い人気をうかがわせた。また、東日本大震災のための私物チャリティオークションも行われた。

チョン・グァンリョル、『ホジュン』イベントで初の公式訪日

チョン・グァンリョル、『ホジュン』イベントで初の公式訪日

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