『私の心が聞こえる？』のナムグン・ミンが日本で初ファンミーティングを開催

　ドラマ『私の心が聞こえる？』で人気上昇中の俳優ナムグン・ミンが1日、初めての日本ファンミーティングを東京・渋谷公会堂で開催。それに先立ち同所にて記者会見を行った。

　二度目の訪日で、初の大きな会場でのファンミーティングを前に緊張気味のナムグン・ミン。「日本にも僕のファンの方がいらっしゃるのは知っていましたが、これまで直接お会いできる機会はありませんでした。どのような方々なのかとても楽しみ。期待しています」と心境を語り、「何かパフォーマンスを見せるというよりも自分の真心を伝える事が大事。ファンの皆さんから寄せられた質問に正直に答えたり、親しみある姿を皆さんに見ていただきたい」と期待感を示した。

ヒット作となったドラマ『私の心が聞える？』出演のきっかけについて、「キム・サンホ監督は演出がうまく、作家の方は素晴らしいと以前から聞いていたので、それが大きなきっかけとなった。マル役は最近のドラマに出てくるようなキャラクターと違い、現実的で感情的で複雑なキャラクターだと思い、魅了され『是非、やりたい』と思った」と説明。

「現場の雰囲気はとても良かった」とし、エピソードを「たくさんある。僕の本当のお母さん役カン・ムンヨンさんに対してきつく話さなければならないシーンがたくさんあったが、実際はとても親しくさせていただいている先輩なので、ついつい笑ってしまい、僕やキム･ジェウォンさん、ファン・ジョンウムさんは笑いをこらえられなくなってしまって、NGを出したことが何度もあった。自分が耐えても、ジェウォンさんは笑いが止まらなくってNGを出した」と明かし、笑った。

そのキム・ジェウォンについては、「これまでドラマの撮影などを通して特定の俳優さんと個人的に親しくなることはなかった。でもジェウォンさんとは撮影中本当に親しくしていたが、ある時、お互いに電話番号を知らない事に気が付き、クランクアップ後、初めて電話番号を交換した。今でも何かあったときに電話をしている。最近もジェウォさんがドラマの撮影でけがをされたので、お見舞いの電話をした。今でもよく連絡を取り合っている」と語った。

　その後行われたファンミーティングでは、初の東京の感想を「ソウルとあまり違わない。街がとてもきれいでクリーンな印象。人が親切」と語り、「ラーメン屋さんがおいしいと聞いた。めん好きなのでラーメン屋さんに行きたい」などと語った。

　『わたしの心が聞こえる?』の映像を見ながらのトークでは、印象的なシーンについて「自分の気持ちを素直に表現できず、ウリに手のひらを挟んでキスするシーン。16年ぶりにおばあさんに再会するシーン。実の母親に初めて感情をぶつけるシーン」など印象的なシーンについて語ったり、「1週間徹夜が続き、月曜に家を出て金曜に家に帰るという状態も。下着を1着しか持っていなかったのに」といったエピソードも笑いを交えて披露。

　「歌うのはきらい」としながらも「ミュージカルの先生について習った」という歌を2曲披露、じっくり選んだ私物のプレゼント、そして最後には全員との握手会まで、しっかりファンと触れ合い、その心を受け止め、思いに応えていた姿が印象的だった。