故チョン・ダビンさん、生前に臓器提供の意思表示していた

故チョン・ダビンさん、生前に臓器提供の意思表示していた


 チャン・ヒョクをはじめとした芸能人の臓器寄贈運動が活発に行われている中、最近自殺した故チョン・ダビンさんが生前に臓器提供の意思表示をしていたことが明らかになり、話題を集めている。

 チョン・ダビンさんは生前、京畿道の身体障害者のリハビリ施設に長期にわたり後援金を支援し、ボランティアをしていたほか、臓器提供の意思表示もしていたほど、善行に積極的に参加してきた。しかし外部に知られることを好まず、本人の意思によって生前も一部のメディアにのみ公表していた。

 しかしこのようなチョン・ダビンの臓器提供の意向にもかかわらず、臓器提供は実現せず、新たな悲しみが広がっている。

 愛の臓器寄贈運動本部の関係者は4日、「2002年7月6日、ソウル忠正路の運動本部事務所に『看板を見て来た』と言って訪ねて来たのを思い出す。当時、死後の角膜提供と、脳死の際、臓器を提供するという意思表示をした」と伝えた。

 また、「同本部はNGO団体で、市民の自発的な後援金により運営されているが、チョン・ダビンさんは死亡する直前まで毎月後援金を送ってくるなど、積極的に活動してきた」とした。

 「角膜は死後4時間以内に提供しなければならないが、チョン・ダビンさんの死亡は刑事事件として扱われたため、死亡の知らせを受けたときには既に角膜を提供するには遅すぎる状態だった」とし、故人の意思が実現されなかったことを惜しんだ。

 一方、チャン・ヒョクが先月29日に同本部を訪ね、臓器提供の意思表示をしたほか、ハ・ジウォン、キム・ジス、チェ・ジウ、ユン・ヘヨンも臓器提供の意思表示をしている。

 実際に臓器の提供をした芸能人には、1994年に不慮の事故により脳死判定を受け、1週間後に死亡した俳優のソク・グァンリョルさんがいる。

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