俳優イ・ジュンギは映画『王の男』（2005年）でブレークした。

　数多くの新進俳優の1人に過ぎなかったイ・ジュンギは、『王の男』で女形芸人コンギル役を繊細に、そして時に大胆に演じ、共演した演技派俳優カム・ウソン、チョン・ジニョンをしのぐ注目を浴びることになった。この作品は通算観客動員数1000万人を超える大ヒットとなり、カギを握る役を演じたイ・ジュンギは「コンギル・シンドローム」を巻き起こした。

　その後、映画『フライ・ダディ』（06年）、『光州5・18』（06年）、韓日合作映画『初雪の恋　ヴァージン・スノー』（06年）、ドラマ『マイガール』（05年）、『犬とオオカミの時間』（07年）、『一枝梅～イルジメ～』（08年）、『ヒーロー』（09年）などに出演。また歌手としてもデビューしアルバム『J Style』をリリースした。

　だが人気絶頂の10年5月3日に現役兵として入隊、今年2月16日に除隊した。除隊当日にはイ・ジュンギを出迎えようとファン約2000人が殺到、さめやらぬ人気を証明した。

　復帰作としてファンタジー時代劇ドラマ『アラン使徒伝』（仮題）に出演を決めたイ・ジュンギの活躍に期待したい。

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朝鮮日報日本語版

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